新卒1年目の備忘録

北海道から今年上京してきました。新卒1年目でIT系ベンチャー企業に勤務しています。乃木坂46好きです。

ベンチャーに入ったのに、現状維持が心地よいと思ってしまう自分への苦悩。

毎日の業務をこなしていて、常に自分に不安が付きまとう。

 

「自分は本気を出せているか?」という不安。

 

仮に目標を達成した時、自分は心から震え、感動できるだろうか?

アスリートのように、今までの努力を思い出し泣けるだろうか?

 

するべき努力は思いつく。

家に帰る電車の中でも、読書はできるんじゃないか?

商談のロールプレイングを社長にお願いすれば、商談の自信がつくんじゃないか?

でも、できない。

時間がない・疲れていると言い訳し、やらないのです。

否、もしかしたら自分は「現状維持が心地よい」のかもしれません。

ベンチャーに就職しといて何言ってんだって感じですね。

 

新しいこと・変化への恐怖...

というよりは変化がないことの心地よさ。

些細な話ですが、

僕は一旦youtubeでお気に入りの動画が見つかると、何週間か同じものを見続けます。

AKB48の新曲が出ても、しばらく聞きません。

新しいものを基本的に受け付けない体質があります。

 

本気を出そうとしても、居心地が悪いから行動に移せないのです。

 

ここまで書いてみて、改めてクズな自分に気づきました。

言語化してわかることもありますね。

精神と身体が統合していないような、そんな不安定さを感じます。

 

もう一度振り返ろう。

なぜ今の会社に入社したのか。

僕がベンチャーに入ったのは、

 

主張できない自分を変えたかったから

 

子供の頃から、思うことはあっても、言いたいことが言えない性格だった。

通知表でも、小学・中学の担任の先生から「いろいろ考えているようなので、自分の意見をはっきりいうようにしましょう。」と書かれたものだ。

自分の意見をいえず、コミュニケーションの軋轢で人間関係に支障をきたすこともあった。

なんでそういう性格だったのかはわからない。

ただ、自分の意見を言うのが怖かった。

それだけは覚えている。

 

学生の頃、サッカー部で僕はキーパーだった。

キーパーは、フィールドの一番後ろにいるから全体が見渡せる。

だから、誰よりも大声で指示を出さなければならない。

でも、怖くて・自信がなくてできなかった。

だからいつも怒られていた。

 

そんな僕でも、自分の殻を破れる瞬間はあった。

例えば、小学校6年生のとき、僕は学芸会で主役だった。

役を選別するオーディションみたいな場所で、やる気のない他の生徒を尻目に全力で声を出した。

その結果、先生に驚かれ、そして賞賛され、主役に抜擢されたのだ。

 

また、中学校3年生のとき、サッカーの最後の試合で、

劣勢で試合終了間際、かなりの大声をだして味方を鼓舞した。

顧問の先生は、「あいつが大声をだすなんて」と驚いていたようだった。

 

どうしてスイッチが入ったかはわからない。

でも、自分の殻を破れた時、すごく心地よかったのを覚えている。

 

殻を破った自分、すなわち「本当の自分」をお披露目できたときに快感をおぼえるのだ。

 

大学4年間は集団授業形式の塾講師のアルバイトをしていた。

人前で話すのは苦手だったが、自分はスイッチが入ると殻を破ける。

学習塾のアルバイトは、自分の殻を破いて、本当の自分で勝負できる場所だった。

 

就職活動時、周りは地元の公務員や地方銀行に就職する人が多かった。

親にも、公務員になれと言われていた。

ただ、このまま自分を主張できないまま終わるのは嫌だと思っていた。

 

だから、

 

東京に行くこと(周りと違うことをすること)=自分を突き通す(主張する)こと

 

という図式が成り立ち、東京就職を選んだ。

 

今の企業にしたのは、社長のビジョンに惹かれたから。

 

背景として、自分のお気に入りの大学教授の影響がある。

「仕事は楽しいものである」という考えをもつ教授に憧れを持っていた。

そういう大人は、理想とする「自分の確固たる考えを主張する者」に思えたからだ。

 

そういう人で日本が溢れたらいいと思う。そんな考えが社長のビジョンに一致し、今の企業に入社した。

 

さあ、今の自分はどうだろう?

仕事は楽しめているか?

自分を主張できているだろうか?

そもそも主張したい自分はなんなのか?

 

わからない。

迷走しながらも、とにかく走り続けるしかない。